ルソーの絵画の特徴
非常に特徴のある絵を描いたルソーは、自然が好きで緑をよく描いています。
その他にもルソー独特の絵画の特徴があります。
■ジャングル
自然が好きだったルソーの絵画にはジャングルや緑がたくさん出てきます。
ジャングルや動物を描いた作品のほとんどは、南国のジャングルを実際に見たわけではなく、
熱帯植物園で見た植物を元にルソーの空想で描かれています。
ルソーはこのジャングルの密林を描くにあたり、何十色もの緑色を使い分けているのです。
■人物の描き方
ルソーの描く人物はとても特徴的です。ほとんどが真正面か真横を向いて、目鼻も同じように描かれています。
人物の向きや顔を見たらすぐにその絵を描いたのがルソーだとわかるほどです。
この描き方が批評家たちにとっては下手に見えたのでしょう。
ルソーの有名な絵画
印象深い絵画を残しているルソーの中でも
一度見たら忘れられないほどのインパクトがあり、有名な絵画を紹介しましょう。
教科書にも載っているので、覚えている人も多いのではないでしょうか。
■眠れるジプシー女
ルソーの絵画でもっとも有名な作品といってもよいでしょう。
砂漠の真ん中で眠る女性とそばにいるライオンと、空にうかぶ白い月がとても神秘的に表現されています。
女性が着ている服の模様はカラフルなのに、とてもバランスがとれています。
この作品は、ルソーが生きている間には評価されず、1923年にパリの配管工の作業場で発見されました。
現在はニューヨーク近代美術館にあります。
■私自身、肖像=風景
ルソーの自画像です。
これは、パリで開かれた万国博覧会が強烈に印象に残ったルソーが博覧会の閉幕後に描いた自画像です。
後ろに博覧会の様子がみえます。
ベレー帽にパレットを持ったルソーの自画像は「自分は芸術家だ」と主張しているようにも見えますね。
プラハの国立美術館にあります。
■夢
ルソー最後の作品です。暗いジャングルの中にいる動物と女性、そして周りを囲む不思議な花たちが印象的です。
ジャングルなのに、長いすがあるというのも不思議な感じがしますよね。
ルソーはこれについて「長いすに横たわって眠っている女性は、
この森に運ばれて、魔法使いの音楽を聴いている夢を見ているのです」と語っています。
タイトルどおり夢の中の作品なのです。ニューヨーク近代美術館にあります。
見ている人を不思議で幻想的な世界に連れて行きそうなルソーの絵画は立体感があまりありません。
ですが、細かく描かれた植物やジャングルにルソーの作品への愛情を感じることができそうです。
ルソーと関係がある画家:ピカソ、ゴーギャン
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